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ハンガリー子どもの強制予防接種 (転載記事)

更新日:2025年12月30日

こちらは、2018年4月13日に『ハンガリー暮らしの健康手帖』に掲載された記事です。2021年、2024年に追記されています。制作者の許可を得て、当会サイトで転載しています。


※ハンガリーでの医療事情、健康、安全に関する情報を在住者が共有するために作られた総合サイトで、特に医療機関の選び方や現地の制度に焦点を当て、安心して生活するための情報を提供していました。2025年4月30日をもって新記事投稿を終了、同年12月29日をもってサイト閉鎖となり、7年間の活動を終了しました。





ハンガリーで義務付けられている 0 ~ 12 歳までの予防接種を表にまとめました。国民医療保険証を持ち公立診療所で行った場合は無償です。また、11 、12 歳時の予防接種は、公立学校では一斉に行われます。



予防接種スケジュール



ハンガリーでは出生直後から 12 歳まで、ポリオ、ジフテリアなど予防の 9 種類のワクチン接種が義務付けられています。水疱瘡も 2019 年からは任意から強制に。

2020 年からは HPV ワクチン ( 子宮頸がんワクチン ) も 任意で12歳女子・男子ともに推奨されています。( 接種の場合、公的保険に入っていれば無償。学校で希望するかどうか訊かれます。 )

 

下表は月齢ごとの強制接種をまとめたものです。

表: 予防接種スケジュール  ( 出典:国家公衆衛生・医薬センターNemzeti Népegészségügyi és Gyógyszerészeti Központ, NNGYK 2024 年 )


 

こうして見ると、乳児のときには 「 1 回につきそんなにたくさん? 」 とびっくりされるかもしれません。

実際はDPT 、IPV 、Hib  の 1 ~ 4 回目はすべてが入った「 混合ワクチン 」で、その分の注射は 1 本ですのでご安心ください。

またDTP 、IPV の 5 回目も混合ワクチン。打つのは、腕ではなく太ももです。

BCG は通常、出生時に病院で接種します。

 

上表以外に、任意の予防接種には、インフルエンザ、髄膜炎、マダニ媒介脳炎、ロタウィルスに対するものなどがあります。( 公的医療保険に入っていても、原則有料 )


乳幼児期の予防接種は多く、風邪など体調を崩しているときと重なることがあります。そうした場合は決して無理をせず、かかりつけの医師に相談しましょう。接種タイミングはスケジュールに厳格に従わなくてもだいたい沿っていれば大丈夫です。

 

予防接種については、日本外務省「世界の医療事情」ハンガリーでも確認できます。

現地校に入学・編入学される場合は、予防接種記録の提出を求められることがあります。

ブダペスト日本人学校の場合は、「 予防接種調査票 」の提出が必要です。詳細は公式サイトのこちらをご覧ください。( 学校案内 ➞ 入学・編入学のご案内 ➞ 予防接種についてをクリックすると、エクセルの調査票をダウンロードできます)

予防接種はプライベートクリニックで有料で受けることもできます。


 

追記① 日本との違い (体験談)


すみれさん≪ 2021 年 10 月 26 日追記 ≫

日本で出産後、ハンガリーに子どもを連れていくことに。どのタイミングで出発すればいいのか考えるうえでも、予防接種のタイミングは非常に重要でした。

日本の役所でもらった予防接種スケジュール と『 ハンガリー暮らしの健康手帖 』でまとめてあったハンガリーでの予防接種表を見比べ、何がどう違うのか、もしくは同じなのかをくまなく探しました。


大きく違ったのは BCG ! ハンガリーではなんと、出生直後、病院にいる間に接種されるよう。対して日本は生後6か月前後。各々に理由があるようですが ( 医学的な詳しい説明を聞きましたが、きちんとお伝えできる自信がないので割愛します ) 、日本からハンガリーへ行くなら、BCG を打ってから行くべきではと考えました。


その他、ロタウイルスはハンガリーでは任意です。地域によっては補助金が下りるところと下りない所があるようなので、ハンガリーで打たれる場合はお住いの地域の情報を要チェック !

あとはマダニの予防接種が任意であり、割と打たれているようです。


結果的に、私たちは BCG を早めに日本で受けさせ、その他のワクチンはハンガリーで定期接種することに。加えて、ロタなど当地で任意になっているものもお願いして追加してもらいました。


その他、日本からハンガリーへの移動の場合は、あまり気にする必要はないですが、B 型肝炎についても接種期がかなり異なります。日本では、生後 2 か月頃に 1 回目、27 日以上の間隔をあけて 2 回接種後に、3 回目は 1 回目の接種から 139 日以上の間隔をあけての接種です。


 

追記② 百日咳増加のため、妊婦や家族も予防接種を


≪ 2024 年 9 月 追記 ≫

欧州全体で百日咳に感染する人が増えており、ハンガリーも例外ではありません。

国家公衆衛生・医薬センター(NNGYK)の 8 月半ばの発表によると、これまでに感染が疑われるケース 226 件が報告され、そのうち 90 件が陽性。「 流行 」というほどではないものの、この水準は例年の数倍に相当します。


子ども、特に乳児は感染すると重症化・長期化するリスクが高いため、NNGYKはワクチンの接種を強く奨励。ハンガリーでは上記のように、3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)として、生後2か月、3か月、4か月、その後18か月、6歳での接種が義務づけられています。


NNGYKは妊娠中の方にも後期(第3期)での接種を推奨しています。乳児がまだ予防接種を受けていない、もしくは部分的にしか受けていない場合に守るためです。また、同居家族にも接種を推奨。さらに、乳児を混雑した場所に連れて行ったり、多くの人に会ったりすることは控えるよう呼びかけています。

ハンガリーでは 8 月後半から、全国の薬局でワクチンが入手可能になっています。接種には家庭医の処方箋が必要です。

 


ワンポイント☆ハンガリー語

【 参考 ハンガリー語 】

※日本語については、予防接種スケジュール表の下をご参照ください。

  • 予防接種  = védőoltás

  • BCG  =  Bacillus Calmette-Guérin/tuberculosis elleni oltóanyag

  • DTPa  =  diftéria-tetanusz-acelluláris pertussis komponenseket tartalmazó oltóanyag

  • Hib  =  Haemophilus influenzae b elleni oltóanyag

  • IPV  =  inaktivált poliovírus vakcina

  • PCV 13  =  13 -valens konjugált pneumococcus vakcina

  • MMR  =  morbilli-mumpsz-rubeola elleni vakcina

  • dTap  =  diftéria-tetanusz-acelluláris pertussis komponenseket tartalmazó oltóanyag újraoltás céljára

  • HPV  =  humán papillomavírus elleni oltóanyag

  • 水疱瘡 =  bárányhimlő


文・写真:鷲尾亜子 (ハンガリーのニュース運営者)

 
 
 

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